なぜ約20年間の自衛隊生活を辞めて民間企業に転職したのか

初めまして、moto_instructorです。

自衛隊に入隊しようと思っている方や現在在籍中の方、転職を考えている方に向けて少しでも不安を減らすことができるような情報を発信できればと思いブログを立ち上げました。

格闘指導官という資格含め、自衛隊で養われる識能が民間でどのように使えるか、自衛隊に入るメリットなどを分かりやすく伝えていければと思います。(2025.8.11)

自己紹介

・過去に陸上自衛隊の航空科に所属(ヘリコプターの整備員として勤務)
・元格闘指導官(決して強くは無いです)
・パソコンとかIT苦手
・電気も苦手
・機械整備は割と好き
・銃剣道も割と好き(剣道の槍術版と言えばイメージしやすいでしょうか)
・既婚(これで公務員から転職するのって結構勇気が必要でした)
・現在は計測機器の整備員(パソコンとかITに苦戦してます)

以上、こんな感じの中年のおじさんです。

転職を決めた瞬間

整備をしているとヘリコプターに乗ることもたくさんあるのですが、ある時、鳥を避けるために機体を振り回されたことがありました。

戦技飛行(ジェットコースターみたいな動きのイメージ)に乗っても普段は特に気にならなかったのですが、そのときはいつものような操縦士にコントロールされた動きではなく、墜落する時はこんな感じというのを生々しくイメージできてしまいました。

当時は格闘指導官というかなり体を鍛えていないと取れない資格も取らせていただいていたのですが、「どんだけ体を鍛えてもこれは絶対無理」という考えが染み付いてしまいました。

その後何度か搭乗する機会があったのですが、その時に胃痛に襲われ搭乗できないことも多々ありました。

職場としては無理に乗る必要は無いと優しく皆さん接してくれたのですが、自分ができないことを後輩に押し付けてるような状態にストレスを感じました。

「事に臨んでは危険を顧みず」という自衛官として宣誓したことをもう守れなくなったんだと思い転職を決意しました。

とても重そうな話に感じるかもしれませんが、自分自身としては「できなくなったことは仕方ないしせっかくだったら全力で転職活動してみよう」と割と前向きに考えていました。

家族や同僚の反応

妻はそんな自分のことを心配してくれてましたが、当時結婚したてだったこと、更に自分の異動について来てくれたので妻の職場も変わったばかりだったこともあり、転職した後の生活には不安を感じているようでした。

そのため転職する上での必須事項として収入面だけは確保する必要がありました。

同僚たちは様々な反応があったのですが、基本的には前向きに捉えてもらえました。

中には強く止めてくれる後輩もいて嬉しかったのですが、もう自分の中で決めたことだったので気持ちだけ受け取りました。

実際に辞めてみてどうだったか

収入面はかなり増加(妻を安心させることはできたと思います)

通勤時間を考えると自由時間がかなり減った(転職前後で4時間程度は差が出てるはず)

精神的なストレスは減った(自分が教えたことで人が死ぬとか考えなくていい、意外と気が楽になった)

休みが簡単に取れる(会社によるのかな?休暇書とか書かないでいい)

運動不足+暴飲暴食=太る(自己責任です、すいません)

今までやってこなかったジャンル(電気やITその他)に挑戦するのはめちゃくちゃ大変だけど楽しい

気軽に飲みに行ける人が減った(自衛官時代は駐屯地の近くに多くの人が住んでる)

簡単ではありますがざっとこんな感じです、今後自衛隊に少しでも興味を持ってもらえるような情報を発信していければと思います。

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