こんにちは、moto_instructorです。
今回は自衛隊に入隊する前に実際に自分がやった体力準備について書きたいと思います。
これから自衛隊への入隊を考えている高校生の方、「体力大丈夫かな?」「何か準備した方がいいのかな?」と不安に思っている方に向けて、実体験をお伝えします。
入隊前の不安:「体力についていけるだろうか?」
学生の頃、自衛隊への入隊を決めてから一番心配だったのが体力面でした。
「教育隊の訓練についていけるだろうか?」 「周りと比べて劣っていたらどうしよう?」 「体力検定で恥ずかしい思いをするのでは?」
そんな不安から、入隊前に何か準備をしておこうと考えました。
自分が設定した目標:腕立て・腹筋各50回
特に深く考えたわけではありませんが、「腕立て伏せと腹筋を50回ずつできるようになろう」という目標を設定しました。
なぜ50回だったのか
- キリの良い数字だった
- 「これぐらいできれば大丈夫だろう」という感覚
- 無謀すぎず、でも少し頑張れば届きそうな数字
スタート時点の実力
- 腕立て伏せ:20回程度
- 腹筋:20回程度
運動部ではありませんでしたが、体育の授業程度はこなせるレベルでした。
半年間の継続:効率より継続を重視
練習方法はシンプルそのもの
練習方法を複雑に考える必要はありませんでした。
毎日やったこと
- 腕立て伏せ:できる回数×3セット
- 腹筋:できる回数×3セット
- 休憩は各セット間に1-2分
それだけです。
「まずやれよ」の精神
運動不足な人が筋トレを始める時、よくあるのが:
「効率的な方法は何だろう?」 「科学的根拠に基づいたメニューは?」 「プロテインは飲むべき?」
でも、まず大切なのはやることです。
効率を考える前に、継続する習慣を身につける方がよっぽど重要だと思います。
毎日体に関わる時間を作ることが最重要
無理をする必要はありませんが、毎日必ず体に関わる時間を作ることを意識しました。
- 疲れた日は少なめでもOK
- 忙しい日は寝る前の5分でもOK
- でも「今日はやめておこう」は基本的になし
この習慣が、その後の人生で何度も役に立つことになります。
半年後の結果:目標達成とその効果
数値的な結果
6ヶ月後
- 腕立て伏せ:50回達成
- 腹筋:50回達成
特に劇的な変化ではありませんが、確実に目標を達成できました。
入隊後に感じた効果
1. 教育隊での心理的余裕
入隊後、教育隊での体力訓練が始まった時に感じたのは心理的な余裕でした。
「腕立て伏せができない」 「みんなについていけない」
といった不安がほとんどありませんでした。
2. 体力面での基礎ができていた
準備をしていなかった同期と比べて:
- 最初から訓練についていける
- 回復が早い
- 他のことに集中できる余裕がある
体力的に劣等感を感じることがなかったのは、精神的に大きなメリットでした。
3. 「やればできる」という自信
半年間継続して目標を達成した経験が、「やればできる」という自信につながりました。
これは体力面だけでなく、その後の様々な挑戦に対する基本的な姿勢として役立ちました。
実行力は民間でも試験でも変わらない普遍的な能力
継続力が評価される理由
自衛隊に限らず、民間企業でも各種試験でも、結局は**「目標とする所まで努力できるか」**が見られています。
- 就職活動:継続的な努力ができる人材か
- 資格試験:計画的に学習を継続できるか
- 仕事:与えられた目標に向かって努力できるか
どの場面でも、実行力と継続力が最も重要な能力です。
小さな成功体験の積み重ね
腕立て50回という小さな目標でしたが、自分で決めた目標を達成するという経験は貴重でした。
この成功体験が、その後のより大きな挑戦(自衛隊での様々な試験や資格取得など)に挑む土台になりました。
入隊を考えている方へのアドバイス
無理をしすぎる必要はない
自分の経験から言えることは、無理をしすぎる必要はないということです。
推奨する準備
- 腕立て伏せ・腹筋:各30-50回程度
- 期間:3-6ヶ月
- 頻度:週3-4回でも十分
重要なのは
- 継続すること
- 自分のペースで進めること
- 目標を達成する経験を積むこと
毎日少しずつでも続ける価値
週末にまとめてやる より 毎日少しずつやる 方が効果的だと感じました。
理由:
- 習慣として定着しやすい
- 体への負担が少ない
- 継続力が身につく
- 生活リズムが整う
体力以外の効果も期待できる
体力向上以外にも:
- 集中力の向上:継続的な努力で集中力が鍛えられる
- 時間管理能力:毎日時間を作る習慣で時間管理が上達
- 自己管理能力:自分との約束を守る力が身につく
これらの能力は、入隊後だけでなく人生全般で役に立ちます。
その後への応用:継続力が開いた道
この時に身につけた継続力は、その後も様々な場面で役立ちました。
自衛隊でのより高い目標に挑戦する時も、この時の経験と考え方が基礎になりました(詳しくは今後の記事で書く予定です)。
大切なのは
- 完璧を目指さなくていい
- でも毎日続ける
- 小さな目標から始める
- 達成する経験を積む
まとめ:継続が教えてくれたこと
入隊前の半年間で腕立て50回を達成した経験から学んだことは:
重要なポイント
- 効率より継続:完璧な方法を探すより、まず始めることが大切
- 毎日の習慣:無理をしなくても、毎日続けることで確実に成長する
- 実行力の普遍性:継続して目標を達成する力は、どの分野でも通用する
- 心理的な効果:準備をしておくことで、本番での心理的余裕が生まれる
入隊を考えている方へ
- 体力に不安がある方:3-6ヶ月の準備で十分効果が出ます
- 運動が苦手な方:毎日少しずつでも続けることが最重要
- 目標設定に迷う方:腕立て・腹筋各30-50回程度を目安に
一番大切なのは、自分で決めた目標に向かって継続する経験を積むことです。
体力向上はもちろんですが、それ以上に「やればできる」という自信と継続力が、入隊後の様々な挑戦で必ず役に立ちます。
現役の皆さん、これから入隊される方、まずは小さな目標から始めて、継続する力を身につけましょう。それが成功への第一歩です。
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