こんにちは、moto_instructorです。
今回は高校生や現役自衛官の方に向けて、お金の不安を完全に解消する話をしたいと思います。
正直に言うと、自分が若い時にこういう話を聞かせて欲しかったです。もっと早く知っていれば、もっと自信を持って人生設計できたのにと思います。
「自衛隊を続けたいけどこのままでいいのか、お金が心配…」「大学に行かなくて本当に大丈夫?」そんな不安を持っている方、最後まで読んでください。自衛隊という選択肢が、実は最強の資産形成戦略だということをお伝えします。
一つ注意点として、各種計算や数値はあくまで概要を習得するために計算しているものです。実際には紹介するサイトや自分で計算して自分の知識として使ってください。
まずは自衛隊の給与事情を知ろう
一般曹候補生 vs 自衛官候補生の比較
一般曹候補生(高卒程度)
- 初任給:約18万円(各種手当込み)
- 任期:継続勤務(定年まで)
- 入隊一時金:約50万円(最近できたみたいです)
- 任期満了金:なし
自衛官候補生(高卒程度)
- 初任給:約16万円(各種手当込み)
- 任期:2年(延長可能)
- 任期満了金:約60万円(2年)
- 入隊一時金:約50万円
大卒自衛官
- 初任給:約23万円(各種手当込み)
- 任期:継続勤務(定年まで)
- 入隊一時金:約50万円
最近の賃上げ事情
- 2024年から初任給ベースアップ
- 各種手当も増額傾向
- 物価高対応で今後も上昇予想
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA284S70Y4A820C2000000/#:~:text=%E9%98%B2%E8%A1%9B%E7%9C%81%E3%81%AF%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A%E5%93%A1,%E6%95%B0%E3%81%AE%E5%A2%97%E5%8A%A0%E3%82%92%E7%8B%99%E3%81%86%E3%80%82
大卒初任給との比較
一般的な大卒初任給:約22万円
- でも奨学金返済で実質手取りは減る
- 4年間の機会損失と学費を考慮すると…
奨学金リアル
- 平均借入額:約300万円(日本学生支援機構「令和4年度学生生活調査」より)
- 月返済額:約1.5万円(20年返済)
- 実質手取り:約20.5万円
参考:文部科学省「学生への経済的支援の在り方について」では、大学生の約半数が奨学金を利用し、平均借入額は卒業時点で約324万円と報告されています。
大学 vs 高卒自衛官、資産形成対決
22歳時点の比較
大学ルート(22歳)
- 奨学金借金:▲300万円
- 資産:0円
- 純資産:▲300万円
高卒自衛官ルート(22歳、4年目)
- 貯金:約200万円(月3万×4年)
- 任期満了金なし(一般曹候補生想定)
- 純資産:+200万円
この時点で500万円の差が生まれています。
結論:資産形成において大学は必須ではない
大学で学びたいことがあるなら行くべきです。でも「とりあえず大学」なら、高卒で自衛隊に入って資産形成を始める方が圧倒的に有利です。
高卒で入隊して1000万円貯める戦略
前提条件
- 元金:30万円(入隊一時金50万円のうち)
- 毎月積立:3万円
- ボーナス積立:10万円(年2回、計20万円)
- 年利:5%(つみたてNISAの全世界株式想定)
- 期間:10年間
- 税制:つみたてNISA活用で運用益非課税
10年後の計算結果(つみたてNISA活用)
積立投資シミュレーション
- 月3万円×12ヶ月×10年=360万円
- ボーナス20万円×10年=200万円
- 元金30万円
- 投資元本合計:590万円
運用結果(年利5%・非課税)
- 最終資産:約780万円
- 運用益:約190万円(通常なら約38万円の税金がかかるが、NISA非課税)
1000万円達成予想年齢を比較
一般曹候補生の場合
- 18歳入隊→28歳で約780万円
- 昇進による昇給も含めると30歳前後で1000万円達成
自衛官候補生の場合(最速パターン)
- 18歳入隊→28歳で投資資産780万円
- 任期満了金:60万円×3回(6年分)=180万円
- 合計:約960万円
- 28-29歳で1000万円達成(最速!)
大卒自衛官の場合
- 22歳入隊→32歳で約780万円
- 初任給高いため積立額を月4万円に増額可能
- 30-32歳で1000万円達成
任期満了金をプラスすると?
自衛官候補生の場合
- 2年任期×3回=6年
- 任期満了金:60万円×3回=180万円
- 4年目以降もそのまま継続
28歳時点での総資産
- 投資資産:780万円
- 任期満了金:180万円
- 合計:960万円
29歳で1000万円達成! これが最速ルートです。
1000万円貯めた後の選択肢
選択肢①:投資をストップして好きに使う
1000万円をそのまま年利5%で運用し続けた場合:
- 10年後:約1,600万円
- 20年後:約2,650万円
- 30年後:約4,300万円
投資元本は回収したので、給料は全部自由に使えます。
選択肢②:同じペースで積立を続ける
月3万円+ボーナス20万円の積立を32年間続けた場合:
- 投資元本:2,210万円
- 最終資産:約6,500万円
これが複利の力です。
実際の生活イメージ
手取り18万円から月3万円の積立は可能?
支出例(独身・営内者想定)
- 食費・生活費:考慮の必要なし(掛かっても格安)
- 通信費:0.5万円
- 娯楽費:3.5万円
- 貯金:3万円
- 投資:3万円(これをNISAに入れます)
- 残り:8万円
ぶっちゃけ営内者なら余裕です。
車が欲しい等、物欲がある人は残ったお金とボーナスを貯めて買いましょう、それなら資産形成に影響が出ることは少ないかと思います。無理のない範囲で計算しているのは現役の営内者なら理解できると思います。逆に一般企業に就職する場合、実家住み以外は家賃、光熱費等がかかってくるので都内だと貯金と残りがほとんど無くなるのかと想像してます。
結婚したらどうする?
- 共働きなら積立継続可能
- 奥さんも月1-2万円積立すれば更に加速
- 家族手当などで収入も増加(手当に関しては需要がありそうなら自衛官が結婚した場合の詳細を記事にしようかと思います)
よくある質問
Q. 投資って危険じゃないの? A. 銘柄によります。20年以上の長期投資でマイナスになったことの無いものもあります。
Q. 途中でお金が必要になったら? A. つみたてNISAはいつでも売却可能。ただし長期保有がベストです。
Q. 自衛隊を辞めても続けられる? A. 民間企業でも積立は継続可能。むしろ収入が上がれば積立額も増やせます。
Q. もっと早く貯めることは可能? A. 可能です。実際に私の後輩には20代で2000万円貯めた人もいます。かなりストイックでした、ただお金を貯めることが人生の全てではないので参考までに。
個人的には楽しむことも必要だと思いますので無理のない計画で楽しみながらの資産形成を目指しましょう。
まとめ:自衛隊という選択肢を視野に入れよう
各ルートの1000万円達成年齢比較
- 自衛官候補生(高卒):29歳で達成(最速)
- 一般曹候補生(高卒):30歳で達成
- 大卒自衛官:32歳で達成
- 一般企業(大卒・奨学金あり):35-40歳で達成?
重要なポイント:大卒でも自衛隊なら早期に1000万円達成可能
一般企業だと奨学金返済や初期の低収入で資産形成が遅れがちですが、自衛隊なら大卒でも30代前半で1000万円に到達できます。
自衛隊という選択肢のメリット
高校生の皆さんへ
- 「とりあえず大学」ではなく、**明確な目標(例えば今回のように資産形成)**を持った選択を
- 高卒で自衛隊→10年で資産形成完了→その後の人生の選択肢が大幅拡大
現役自衛官の皆さんへ
- 自信を持って定年まで続けてください! この戦略なら経済的不安は完全に解消されます
- 転職という選択肢もありますが、続けることも素晴らしい人生設計です
大学生・大卒の皆さんへ
- 一般企業に就職する前に、自衛隊という選択肢も検討してみてください
- 奨学金がある場合は特に、自衛隊での早期資産形成が有効
- 希望の会社に入れなかった時にも自衛隊でお金を貯めながらチャンスを待つことも可能
高卒で自衛隊に入ることの資産形成メリット
- 早期に投資開始(複利効果最大化)
- 安定収入で継続投資可能
- 奨学金借金なし
- 営内者なら生活費激安
- つみたてNISA非課税効果でさらに加速
1000万円貯める戦略まとめ
- 入隊一時金50万円のうち30万円で投資開始
- 月3万円+ボーナス20万円を10年積立
- つみたてNISAで年利5%運用・非課税
- 任期満了金も活用すれば29歳で1000万円達成
お金の不安があるから転職できない、大学に行かないと将来が心配…そんな思い込みは今日で終わりにしましょう。
自衛隊という選択肢を視野に入れれば、どのルートでも確実に資産形成できます。
大切なのは「なんとなく」ではなく、明確な戦略を持って人生設計することです。
あとは行動するかどうかだけです。
次回は「つみたてNISAの始め方と銘柄選び」について詳しく解説します。実際の投資手順を分かりやすくお伝えしますのでお楽しみに!